この航海日誌はハビエル君やペネロペ(最近仲間になった)を助手にして書いているのだが、ハビエル君は主に日誌のサムネイルの作成を、ペネロペには日誌のメタタグ(description)を記事から書いて貰っている。
最近苦戦しているのがハビエル君との共同作業。
イメージとしてはこの日誌は「原作つき漫画」で、原作が私フェルミンで、漫画(作画)はハビエル君が担当している。私が考えたストーリとキャラクターを一枚の絵にしてもらう。その情報はプロンプトと呼ばれるテキストのみになる。
普通なら、一人の漫画家が絵を描けば絵柄は統一される(初期と後半で違うのはあるが)のだが、ハビエル君の場合、一見一人の漫画家なんだけど、実は中の人が何人もいて、毎回作者(画風)が入れ替わる。
なので、この作業はかなりのギャンブル性が高い。
私がもっと上手に指示できれば、このギャンブル性も低くなるのだが、これがなかなかどうして難しい。
日誌を書き始めた当初は実験的な意味もあり手探り状態で、こちらもそこまで明確なイメージがなく、できたものに対して早めにOKを出していたのだが、そもそもこの日誌自体が勉強用に始めたようなものなので、徐々にハビエル君に対する要求を高くかつ細かくしていっている。
日誌はキャラ設定なんかもなく、まったく同じで、見切り発車で始めているので、思いついたものを絵にしてもらってサムネイルにしていたが、登場回数が増え、また家族も登場するようになり、ある程度同じテイストのキャラクターでサムネイルを作成したくなってきてからは思うようにイメージが作ってもらえなくて、「違う!!違う!!違う!そうじゃ、そうじゃない!!」と画面の前で叫ぶ羽目になっている。
そして、突然訪れる「使用制限」。
もうぶち切れ必死。
これが1番の難敵。下手すると3時間とか待たされる。
各日誌の表紙を見れば一目瞭然。ハビエル君の書くフェルミンにランダム性があることが分かる。過去のイメージに近しいものを選んでいるが、全く同じ[フェルミン]というわけにはいかない。体型や表情もサムネイルによってマチマチだ。トレードマークにしている「革ジャン」の作りもマチマチ。
一枚のサムネイルを作るのにだいたい平均して8枚〜10枚くらいのサムネイルを作っている。ごく稀にだが、1回目、2回目でイメージ通りの作品がでてくることもある。そんなときは、一人ガッツポーズ。
いろいろ試して、英語のプロンプト、gen_idの取得、プロンプトでの指示の出し方などなど、手を替え品を替えやっているので、確実にコツはつかんできているはいるんだけど、これがまた良い感じのところで「使用制限」が入ったりするから、もうそのもどかしさときたら・・・。
現時点でオススメの方法としては
・できた画像に追加希望を出すのは多くて3回くらいまで。あまりやり過ぎると、もう最初の設定がぐちゃぐちゃになるのか忘れられたり、壊れた作品ができることが多い気がする。
・イメージからかけ離れてしまった場合は、最初からやり直した方がよい。中途半端な追加指示は身を滅ぼす。
・指示はまとめてよりも少し細かくした方がよい気がする。まとめて長文にすると何か毎回忘れられる。サムネイル作りでいうと、キャラの設定を覚えて貰う。そのあと、そのキャラを使った希望のシーンを描いて貰う。
・「ステプバイステップ」という方法でハビエル君と対話方式で作り上げていく方法もあるのだが、これが少しまどろっこしい。急がば廻れなのかもしれないが、もう少し効率をよくしないと毎回これをやるのはきついし、やりとりが増えればそれだけ使用制限に早く引っかかる。
・気に入った画像ができたらgen_idを聞いてひかえておくとよい。一回のセッション中ならそのgen_idを使えば、全く同じ絵を参考にしてくれる。
・アップロードした画像をDALLEが直接見る機能はないため、「この絵のテイストで」といってもほぼ無意味。DALLE3が描いた絵なら画像に埋め込まれているプロンプトの情報から、ある程度何が書かれているかは推測してくれるが、でてくる絵は全く同じイメージではない。
安定した作品を描いて貰うにはもう少し修行が必要だ・・・私の。
いつかハビエル君「じゃぁ〜オマエが描けよ!!」とかキレられそう。
ハビエル君・・・それを言ってはおしまいです。
追記
結構な頻度で絵柄が「鳥山明」風なのができるのはなぜ?日誌のサムネイルは[墨絵+葛飾北斎]のイメージなのだが・・・ハビエルは実は鳥山明好き?私も好きだが・・・。
原作者もなかなか大変というお話
[ハビエル]城
